杖道とは

基礎知識
 以下は、杖道について全く知らないか、ほとんど知識が無い方を対象とした簡略説明です。

■ 杖道

“杖や棒を武器とする武術は一般的には杖術とか棒術と呼ばれます。我々が稽古をしているのは、全日本剣道連盟杖道(以下、杖道)と称されるものす。これは、古武道である神道夢想流杖術の一部を基に戦後制定されたものです。古武道ではありません。

■ 内容

杖道では、太刀(木刀)による攻撃を杖を用いて制する手順で構成され形を学びます。剣道のような自由な打ち合いは行わず、いわゆる形武道の一つです。杖道の目的は「精神の修養と身体の鍛錬を第一義とする」とされています。
形は、刀(木刀)による攻撃を杖を用いて制する手順で構成され、12本の形があります。

普段の稽古と試合について
  • 場所:剣道場のような板床の武道場を使うのが本来の姿ですが、体育館を使うこともあります。
  • 着装:剣道の稽古着と袴(正式には紺または白で上下同じ色)を使用します。また、帯刀するため稽古着の上から締める帯を用います。
  • 用具:白樫製の木刀と杖を用い、、杖道用の規格があります。
  • 稽古:団体により多少の違いがあると思いますが、準備運動、基本動作の稽古(全剣連制定の基本動作、足さばき、木刀素振り等)を行った後、形の稽古を繰り返し行います。
  • 試合:形の習熟度・完成度を競う試合があります。通常、段別に行われますが、性別・年齢での区分けはありません。
もっと知りたい

例えば以下のようなサイトをご参照ください。